折尾は、8時9分にそぼ降る雨の中でティオフ。スタート直後に雨脚が強くなる中、持ち前の飛距離を武器に2番ホール(パー5)でバーディーを決める。その後、グリーン上に水たまりもみられる悪条件が影響し6、7番を連続ボギーとすると、9番ホールでダブルボギーを叩き前半は39。このまま悪い流れが続くかと思われたが直後の10番ホールで2打目がグリーン脇の木に当たりホールから1.5メートルにつく幸運に恵まれた。折尾はこのチャンスをしっかりと手中にしてバーディーを奪うと、後半は16番ホールをボギーとしたものの36。トータル3オーバーパーで単独首位に立った。
折尾は、地元広島県で県女子ゴルフ選手権を制し国体強化選手にもなった戦歴を持つ有力選手。競技などで広島カンツリー倶楽部・八本松コースをプレーした経験はあるものの「普段は80を切るのがしんどいんです。今日のスコアは大満足」と満面の笑み。昨年の日本女子シニアでは優勝の矢嶋に最後まで食らいつき、3位と惜敗し「昨年、矢嶋さんとは最終組で一緒にプレーをしました。このとき矢嶋さんのゴルフを目の当たりにしてパットの大切さを学びました」と語る。単独首位で迎える最終ラウンドに昨年の雪辱を期す。
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