「緊張していたんでしょうね。パットで手が動かなかった。リズムに乗りきれず焦りに変わってしまった」スタート直後の大量リードを引きずったまま、結局、取り返せなかった。「前半のハーフで自爆した」大会中、きらきらと笑っていた目は涙で潤
んだ。決勝戦の重圧は想像以上だった。10歳で始めたゴルフ。富山県黒部市の練習場に生まれ育って作り上げたゴルフ。名門・東北福祉大に入り3年の夏、日本女子アマゴルフの最高峰の大会で2位となった。
この日は池田勇太らチームメイトが仙台から5人かけつけて声援を送った。「チームメイトの応援、試合の緊張感、弱気になったらいけないと思いながら強気になれない苦しさ。みんな勉強になった」そんな中からすくいは「前半のアヘッドをあきらめずに最後までがんばれたのが収穫です」といいきった。
7月、国体の富山県予選、その後は日米大学対抗戦日本代表としてアメリカ遠征。ここのところ中学、高校生のジュニアに押され気味の大学ゴルフ界を支えていく。
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