北北東の風2メートル、気温22度の快晴微風に恵まれた2日目、“韓流ブーム”の波が日本一のプレーヤーを決めるナショナル・オープンにも押し寄せている。
韓国に生まれ、父親の豪州移住で今や豪州ナショナルチームで活躍するW・J・リー(Won Joon Lee)が4アンダーパー67のコースレコード(アマチュア公式記録)を樹立、トータル5アンダーパーとして、首位に浮上した片山晋呉に1打差の2位タイに堂々の君臨なのだ。
昨日のラウンドと同じく、平均340~350ヤードのドライバー飛距離を披露して、6バーディー、2ボギーの内容だった。圧巻はパー5の3ホール。ドライバーを強振して、残り220ヤード前後の
距離を5番アイアンでグリーンに運び、すべてバーディー。彼の大きいスケールのゴルフにかかると、霞ヶ関CC西コースが箱庭に見えるから不思議だ。
「自分としては昨シーズンの方がもっと飛んでいた。93キロある体重を、もっと飛ばすために減量したい」と言うのだから、飛距離の追求は、まだまだ夢の途中なのかも知れない。「この試合にもしも勝ったら、日本ツアーに参加出来るのだから、そう願っています。この後の第25回世界アマチュアゴルフチーム選手権(南アフリカ、10月26日~29日)がアマチュアとして最後の試合で、その後にも太平洋マスターズにも招待選手としてプレーしますが、ゆくゆくはプロとして日本ツアー、その後にはアメリカのツアーを目指したい」と将来ビジョンもはっきりしている。
第2日のハイライトシーン・選手インタビューは、《ビデオギャラリー》でご覧下さい。
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