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競技報告
【柴田と藤本が5位タイに浮上。宇佐美は明日の巻き返しに期待】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
藤本佳則
昨日、9位タイにつけていた藤本佳則と柴田健太郎がともにパープレーの72で通算3オーバーパー、5位タイに順位を上げた。藤本は、スタートの1番ホールでいきなりボギーを叩いたものの、その後は持ち直し、前半を1オーバーパーで終了。後半に入り、10番をバーディーとし、イーブンパーにスコアを戻したが、その後、スコアがまとまらない。11番ボギー、13番(パー5)でイーグル、14番でダブルボギー、16番ボギーと1ホール毎にスコアが乱高下する。その原因はパットの不調にあったが、17番、18番で藤本自身納得のパッティングで連続バーディーを奪って、最終ラウンドのプレーに希望をつなげた。この日は、1イーグル・3バーデ
柴田健太郎
ィー・3ボギー・1ダブルボギー72。持ち前の負けん気の強さで、明日、世界ジュニア初のアンダーパーでのプレーを期待したい。

一方の柴田は、冷静なプレーに終始した。スタート前に自らが決めたプラン通りに攻めるホールと守るホールを選択。比較的距離の短いパー5で確実にバーディーを奪い、ボギーを最小限にとどめるプレーで、4バーディー・4ボギー72。ショットの調子も第2ラウンドからの好調を維持しており、更なる上位入賞を狙う。

宇佐美祐樹は、この日もショットが安定せず苦しいプレーに終始した。パットの調子は悪くはないものの、セカンドショットがぶれてバーディーチャンスが少なく、我慢のゴルフに。2番ホールでバーディーを先行させたが、3番でボギー。後半も10番バーディーの後、12番でボギーと今ひとつ波に乗れないまま、3バーディー・4ボギー73でホールアウト。スコアを1打落とし、通算8オーバーパー。順位こそ前日の32位タイから25位タイに上がったものの、本人も納得がいかないまま、第3ラウンドを終えた。先の日本アマでベスト4に入るなど、潜在能力が高い宇佐美。最終ラウンドの巻き返しが期待される。

首位は、Matthew Giles(Australia)がこの日のベストスコア69をマークし、通算8アンダーパーまでスコアを伸ばし、2位のAlan Wagner(Argentina)に8打差をつけて初優勝に大きく前進した。


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