2007年度(第72回)日本オープンゴルフ選手権競技の開催に先立ち、ディフェンディングチャンピオンのポール・シーハン選手を招き、会場の相模原ゴルフクラブ・東コース(神奈川県)で報道メディアを対象としたメディア・デーを開催した。メディア・デーには、45名のメディアが参加。日本オープン開催を前に準備が進められている相模原GCで視察プレーを行った後、記者会見を開催した。
記者会見では、ディフェンディングチャンピオンのポール・シーハンが「相模原ゴルフクラブは素晴らしいコース。フェアウェイは狭く、ラフも長い。このコースで優勝するためには、ティショットで確実にフェアウェイをキープすること、2打目の
アイアンショットではピンの手前から攻めることが重要だと思う。タフなコースセッティングになるだろうし、我慢のプレーが必要だと感じているけれど、レイアウトもフェアウェイの状態も素晴らしいので、本選でのプレーを楽しみにしている」とコースの印象を語った。野村惇競技委員長は、「フェアウェイ幅は、狭いホールで18~20ヤード。広いところで20~25ヤードを予定している」とコースセッティングを説明すると、シーハンは深く頷き、「日本オープンで優勝することは非常に難しい。過去の優勝者をみてもわかるとおり、日本オープンでは毎年、真のチャンピオンを決する素晴らしいセッティングが施されている」と話す。今日のラウンドでは、3アンダーパーでプレーしたシーハンだが、「今日は、メディアの皆さんと楽しくプレーできたし、ピンの位置もグリーンの真ん中が多かった。本選では、今日のようなプレーは難しい」と、本選に向けて警戒心を強める。しかし、優勝スコアを予想して欲しいという質問には、「僕が4日間プレーした結果のスコアが優勝スコアだよ」と会場の笑いを誘う場面も。「冗談は、別にして、4日間で1桁のアンダーパーの争いになる」と、大会連覇に向けて闘志を見せた。
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