前半2ラウンドが秋晴れに恵まれ、2日間トータルで110,93人のギャラリーが押し寄せた相模原GC・東コース。その大半を引き連れて歩いたのが中嶋・石川・谷原のペアリングだった。中嶋へのプレスインタビューでは、本人のプレー内容よりも貫禄ある大先輩プロとして石川へのコメントを求められることが多く、まるでPTAに優等生の生徒に対する発言を聞く雰囲気。この日、昨日の4バーディーとはうって変わって、ノーバーディー、3ボギーという不本意な内容だった。トータル2オーバーパーは17位タイ。「打ち切れないパットがいくつかあったためだが、こんな日が4日間の内にはあるのがゴルフ」と淡々たる表情だった。しかし、記者の質問は石川への感想に集中する。
飛距離は?
「僕より30ヤードくらい飛ぶ。飛んだ地点が深いラフだったり、不運もあった」
後半アウトで流れが悪くなったが?
「7番の3パットでリズムを狂わせたようだ。しかし、最後のパーパットを強く打って決めるあたりに彼の執念を感じたよ」とカットの石川へのコメントばかり。
それでも、最後に「明日はバーディーを量産して優勝戦線に復帰したい」と自身のゴルフへのコメントで締めくくった。
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