通算5アンダーパーの単独首位で第3ラウンドをスタートした横尾要。1番のティショットから、今日の苦戦を予想させた。出場選手64番目にティオフした横尾。2打差でスタートした片山のショットがフェアウェイ真ん中を捉えたのに対し、横尾はいきなり右の林の中へ。このホールをボギーとした横尾は、その後、昨日までの好調なショットが嘘のように、ショットメイクに苦しんだ。ティショットが右へ左へと安定感を欠いては、全幅の信頼を寄せるキャディにも、助けようがない。「厳しかった、疲れた。一日通してスイングのリズムが早かった」76とスコアを崩した横尾が苦虫を噛むような表情でプレーを振り返る。それでも、「最終ホールのバーディ
ーが明日につながる。あと18ホール、苦しみます」首位に4打差に気を取り直した。
第1ラウンドで好スタートを切りながら、昨日はティショットに苦しんだ宮里聖志。相変わらず、ティショットがフェアウェイを捉えることは少ないが、粘りのゴルフで通算1オーバーパーの5位タイに踏みとどまっている。「ティショットがうまくいかない。これだけフェアウェイにいかないと勝負にならない」頭を抱えた。「パットが良いのでショットしだい。(優勝の)チャンスはある。藍ちゃんも調子が戻ったようで、それがうれしい」アメリカの妹に思いをはせて、最終ラウンドに期待。
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