ともに日本オープン初優勝を狙っていた横尾要と小田孔明の2人。日本一の称号を目前にした18ホールのプレーは、その緊張からかショットが乱れ、スコアを伸ばすことが出来なかった。
第1、第2ラウンドをキャディとの絶妙なコンビでリードした横尾は、「ショットがうまく噛み合わなかった。終盤、バーディーが2つとれ粘れたのが収穫。5位の成績は今季の自己ベスト。来週は優勝争いにいて粘り抜きたい」
一方、小田はスタートの1番でティショットを左ラフ。2打目はフライヤーでグリーンオーバーして、ボギー。2番では8メートルのスライスラインを強気のパットで沈める。3番も2打目を左ラフからフェアウェイセンターに上手く運
びながら、3打目がグリーン手前でボギー。4番では、三度ティショットを左に曲げ、あわやダブルボギーのピンチを必死のボギーと、落ち着きのないスタートとなってしまった。ツアー初優勝がかかる舞台が日本オープンというシチュエーションは、小田にとって厳しいものだった。奇しくも、昨日片山が残した「日本オープンを勝つと言うことは、生易しいものではない」という言葉を、まざまざと見せつけられる結果となった。「ティショットが上手くいかないとゴルフって難しいのですね。賞金ランキング7位のランキングの選手が(今回)8位、ぼくのいまのレベルなのでしょうね。でも80を叩いてはいけない。幸いシーズンはまだある。初優勝を目指して、がんばる」
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