2009年度(第42回)日本女子オープンゴルフ選手権競技の開幕を1ヵ月後に控えた25日、会場の我孫子ゴルフ倶楽部にディフェンディングチャンピオンの李知姫を招いて、メディア・デーを開催した。
メディア・デーには報道関係者約50名が出席。我孫子ゴルフ倶楽部での下見プレーに続いて、記者会見を開いた。
会見では、李が我孫子ゴルフ倶楽部に「コースコンディションが素晴らしく、フェアウェーもラフも痛んだところが殆どないので、プレーしていて楽しかった」と、好印象を抱いた様子。しかし、赤星六郎氏の設計による小さなグリーンと深いアリソンバンカーには「ガードバンカーは、見た目にも非常にプレッシャーがかかり、
2打目でいかに正確なショットを打って、グリーンに乗せられるかが勝負になると思う」と、警戒感を強めていた。
会見に同席した同倶楽部所属プロの海老原清治は、「ラフも芝が立っていて、球が沈む。ショットがイメージより早くドロップする感じがあると思う。出場選手が、それをどのように対応するか。フェアウェーも硬くなると思うので、ミドルアイアン、ショートアイアンでどれだけ精度を上げられるのかを注目したい」と語った。
優勝スコアを尋ねられた李は、「この難しいセッティングでは、通算5アンダーパー前後になると思う。特に15番ホールはティーショット、2打目の出来如何によっては、バーディーも奪えるけれど、ダブルボギーを叩く可能性もある。きっと最終ラウンドに15番でドラマが起こると思う」と、答えた。
なお、この日、本選手権の出場予定選手が発表され、先だってUSLPGAツアー初勝利をあげた宮里藍、一時帰国直後に今季日本女子ツアー初勝利をあげた上田桃子、今季3勝で賞金女王レースを牽引している2007年チャンピオンの諸見里しのぶらに加え、今年USLPGAツアーに参戦している宮里美香と、今年の全米女子オープンを制したチ・ウンヒ(Eun-Hee Ji)が特別承認されたことが溝口まち子大会競技委員長より説明があった。
本選手権は、10月1日から4日の4日間、千葉県の我孫子ゴルフ倶楽部で開催。共催のNHKでは、優勝争いの模様を中継するためにコース内55箇所にカメラを設置、1日目と2日目は7番~9番、16番~18番6ホール、3、4日目は7番~18番の12ホールのプレーを全国に放映することが発表された。
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