日本女子オープン2度目の出場となる酒井美紀(東日本国際大学附属昌平高校3年)が、4バーディー・2ボギーの70でホールアウト。アマチュアでただ一人となる2アンダーパーで全体の9位タイと好スタートを切った。
酒井は、「我孫子GCのグリーン周りのラフは本当に深くて、練習ラウンドのときからアプローチは難しくなると覚悟していた。だから、ティーショットでフェアウェイを外さず、しっかりとパーオンできるように」という狙い通り、好調なショットで好スコアを叩き出した。7番でボギーが先行するものの、9、10番の連続バーディーで1アンダーパーにスコアを伸ばすと、12番でもバーディー。直後の14番でこの日2つ目の
ボギーを叩いたが、16番でこの日4つ目のバーディーを奪って見せた。
酒井の最初の日本女子オープンは2007年大会。この年の酒井は、日本女子アマチュアゴルフ選手権で綾田紘子とのエキストラホールにもつれ込む熱戦の末にランナーアップ、日本ジュニアでは宮里美香にプレーオフで敗れて2位と悔しい結果に終わり、日本女子オープンでは全体の33位タイでアマチュア3位と、後一歩のところで栄冠を取り逃している。
「今日の目標は2オーバーパーだった。貯金が4つも出来たので、明日は今日犯したミスを反省して、悪くても75を目標にプレーしたい」喉から手が出るほど欲しいローアマチュア獲得に向けて、好スタートを切った酒井は、充実した笑みを漏らした。アマチュアで酒井に続くのはイーブンパーでホールアウトした今年の日本ジュニアチャンピオンの森美穂。優勝杯の他に、ローアマチュアというタイトルをめぐる争いからも目が離せない。
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