4アンダーパーで4位タイのスタートを切った福嶋晃子と山崎百代は、思いがけないミスでスコアをロスしていた。福嶋は9番ホールだった。10番からのスタートで17ホール目の8番を終えたところまで6アンダーパーまでスコアを伸ばしていた。9番ティーインググラウンドに立ったとき「練習ラウンドしたはずなのに、ホール状況を思い出せなかった」そうで、左に打ち出した。「てっきり、その方向がフェアウェイだと思ってしまって…」。実際は、ラフのまっただ中。「後でキャディに聞くと“左を向いて、得意のフェードボールを打つつもりだなと思った”と言っていました。二人で勘違いしていました」左ラフから右ラフへ。そして3オンのあとは3
パットのダブルボギー。貯金を2打も失ってしまった。
一方の山崎は、ひたすらフェアウェイをキープする丁寧なプレーを続け、14番パー4ホールを4アンダーパーで迎えた。ティアップしようとすると、キャディから慌てた様子の声が…。
「そこ、違います。後ろです、後ろ!」 使用ティーインググラウンドを間違えていた。照れ臭そうに後方のティーインググラウンドにティアップのやり直し。
「でも、あれで動揺してしまって、大ミスショットをやってしまいました」
この後、17番パー5のバーディーで、14番のポカを取り戻して再び4アンダーパーに。「あのポカが最終ホールじゃなかったのだけが救いでした。気持ちを切り替えることができましたから」こんなミスがあっても4アンダーパーの4位タイグループ。好スタートで精神的ダメージは受けずに済んだようだ。
|