2009年度(第42回)日本女子オープンゴルフ選手権競技
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競技報告
【不動裕理が4位タイに浮上。虎視眈々と優勝を狙う】
第2日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Gary kobayashi 渡辺義孝
虎視眈々という言葉が、まさに2日目の不動裕理のゴルフを表していた。

第1ラウンドは70の2アンダーパー。第2ラウンドは、早朝から雨。7時27分、10番ホールからのスタート。まだ小雨という状況で、不動は11、12番ホールと連続バーディーとし、通算4アンダーパー。そして17番ホールで6メートルのバーディーパットを決めて、33。通算5アンダーパーとスコアを伸ばした。

「それでも前半は、3メートル前後のパッティングが外れていたんですよ」という不動のリズムを狂わせたのは、後半である。「問題は、雨ですね」…今日の雨だ。ラフに水が溜まる。視界に靄がかかったようになり、距離感が読みにくくなる。不動
の飛距離では、第2打でウッドを持つことも多くなる。

雨が、やや強まった後半に入って、1番ホールはバーディーとしたものの、2、4番ホールとボギー。そして7番ホールがバーディー。8番ホールがボギーと37とした。それでも、不動は「なぜだか解らないけれど、うまくいっている」と言った。
「確かに、後半の2番ホールで、ボギーとし、あれがパーなら流れが変わったのかなとも思いますけど…でも、なにかうまくいっているんですよね」

ゴルフは、確かに「勿体ないミスもあるし、逆に、いいゴルフができた場面もある」。それを含めてゴルフなのだ。ホールアウト後、記者会見で、じっと自分のスコアカードを見つめながら、不動は、誰とはなしに呟いていた。

「順位的には、いい位置にいると思います。この4日間、自分を試すいい機会だと思っています」国内46勝。2000~2005年まで連続賞金女王。2004年には、日本女子オープン優勝を果たしている。その女王が、穏やかな表情、ジワリジワリと詰め寄って2日目をターンしいくスコア。その静かな闘志が、かえって虎視眈々と優勝を狙っているように感じ取れた。
首位と5打差…。

「(自分では、そんなにいい内容ではないという印象なのに)何かがうまくいっている」という《何か》とは、きっとこれまでの戦績、女王としてのプライドと勝利に向かう情熱の姿勢が、あと押しをしているのだと思う。不動の強さの源が、そこにある。

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