本選手権注目を集める賞金女王レーストップの諸見里と、悲願のUSLPGAツアー初優勝を果たした宮里藍は、ともに苦戦のラウンドが続いている。
「このまま突っ走りたかったんですけど、もったいなかったですね」と第1ラウンド72でスタートした2日目、出だし10、11番、そして15、16番ホールと4つバーディーを獲り、一時は4アンダーパーとした諸見里しのぶが、18番ホールで躓いた。その後、うまくリズム・精神力を戻せず、後半は2番ホールで1ボギーでバーディーがなかった。「後半、雨でラフも重くて難しかったです。でも、この雨の中で2アンダーパーで回れたのは良かったです」首位と7打差…。それでも「明日は、最
終ラウンドにいいスコアを出せば追いつけるという位置にまで這い上がりたいですね」と、攻めの気持ちを語った。
一方、昨日からショートパットのミスなどが見られる宮里藍も「バーディーとボギーがセットになってしまったラウンドでしたね。自分では、よく我慢して回り切れたと思います」と、苦しいプレーの中で必死に集中を紡いでいる。第1ラウンドは、73。10番ホールからスタートした宮里は、その出だしのホールで、バーディー。11番ホールでボギー。さらに15番ホールのバーディーを挟んで、14、16番とボギー。まさにB&Bセットの前半だった。
後半、1番ホール(パー5)でようやく3打目のアプローチが直接カップインするイーグル。これでギクシャクした流れが変わると思っていたのだが、2番でボギー。3番でバーディーと流れがかみ合わない。結局、5番ボギー、6番バーディーとしこの日71。通算イーブンパーで終えた。「それでもアンダーパーで回れたのですから…明日から、ですね」いまの宮里には、マイナス思考のイメージはない。
|