通算4アンダーパーの5位グループのひとり、宮里藍は、2、3、4番ホールとバーディーを獲り、一気に7アンダーパーにスコアを伸ばした。
「優勝するには、(通算で)2桁は必要だと思っていましたから、3つバーディーが来たときには、まだまだ行ける!と思っていました」
ところが、思わぬブレーキがかかった。5番ホールで3メートル。6番ホールで2メートル。このバーディーチャンスのパッティングを、逃してしまったのである。
「特に、5番ではラインにも乗っていて、2センチ足りずだったんです。打ち切れていなかった」と悔やむ。それでも、宮里は、果敢にピンを攻めていくゴルフを忘れなかった。それが宮里藍の成長
を表している。
「精神状態もよく、いい集中力で、優勝を意識しながらのプレー。(悔しいですけど)通算8アンダーパーまで伸ばせたのはよかったです」と、今後の日本でのプレーに拍車がかかった。
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