1番ホールを終えてボギー。2番ホールを終えてボギー。昨日までの宮里美香のパフォーマンスが出せない。2番ホールを終えて、たくさんのギャラリーから声援と拍手が止まない。それが最終ホールまで続いた。
「こんなに応援してもらったのは、生まれて初めてで、泣きそうになりました」と宮里美香は言った。
第3ラウンドを終えて11アンダーパーと抜け出して独走態勢にはいるだろうとおおかたの予想だった。「朝の練習場では、いつも通りでした。(5月の米ツアー)コーニング・クラシックで優勝争いをしたときは、本当に緊張していましたから、(それに比べると)成長したなぁと自分で思っていたのに……。緊張しているつもりは
なかったのに、出だしから3連続ボギーは、体が思うように動かなくて……」
キャディから「落ち着いてスイングして!」と、何度も言われた。けれども、耳で聴こえていても、体がその通り反応しない。
「ハーフを終えて、後半頑張れば、まだいけるかな、と思っていましたが…。10代最後の試合、しかも女子オープンで、いい経験をさせてもらって凄く嬉しいです」
前半、3ボギーの39。そして後半も3ボギーの39。この日78。通算5アンダーパーで競技を終了した。
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