アイアンショットがピンそばにビシビシ決まった。6バーディのうち、最も長いパットが16番パー5の4メートル。あとは1~3メートルばかりで、しかも上りのやさしいラインにつけられた。
「2日間は、ショットがうまくいかなかったけど、今日は、テンポよく、いいリズムで打てました」
このところ、遠征が続いていた。台湾―ハワイ―福岡そして琵琶湖カントリー倶楽部。先週のアサヒ緑健TVQシニアオープンは後援競技だったが、優勝している。「ちょっと疲れが出ていて、日本シニアオープンはスタートダッシュできなかったけど、ようやくいいゴルフができたから、明日も楽しみ。来年は加瀬(秀樹)選手や芹沢(信雄)選手といった力のあるルーキーがシニア入りしてくる。優勝するのが、年々難しくなってくるから、今のうちに勝っておきたいねえ…」
トップとは8打差とはいえ、密かに2周連続優勝を狙っている口調だった。
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