「8番ホールあたりから、痛み出して、ショットが…」と言葉が続かなかった中嶋常幸。
出だし1番でバーディ。3、5番ホールもバーディとして、この時点で、8アンダーパー。尾崎健夫、渡辺司と同スコアに並んだが、体が痛み出した8番ホールから、ちょうど雨が降り出し、気温も下がった。体調万全ではない中嶋にとっては、最悪の天候。雨が、強くなるにつれてショットを乱し、11番ホールでダブルボギー。そして12番ホールでボギー。なんとか食い止めた13番ホールのバーディのあと、15番でトリプルボギーを叩いてしまう。
「第1打を右の山に打ち込み、それが、隣の16番ホールの斜面までいった。そこから、果敢に狙った第2打が、高い木にあたり、3打目で、ようやく15番ホールの右ラフに戻した。このトリプルボギーで万事休す」言葉少なげにコースを去った。
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