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競技報告
【直接対決は韓国に軍配。日本は苦戦するも3位タイに浮上】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
宇佐美祐樹
個人トップのM-W Kim(韓国)
2009年度(第24回)ノムラカップアジア太平洋アマチュアゴルフチーム選手権は、韓国ソウル郊外のNam-Seoul GCで第2ラウンドを行った。
磐石の態勢で初日に首位に立った韓国チームは、4打差の2位につけていたチャイニーズタイペイとのラウンド。熾烈な首位争いが繰り広げられた。

昨日、2アンダーパー・70をマークし個人でもトップタイに立っていたJ.H.Yoonがスタート直後の3ホールで5つスコアを落とし思うように差を広げられない韓国チームを尻目に、チャイニーズタイペイはフロント9でF.H.Yangが1イーグル・2バーディ・ノーボギーの完璧なゴルフで韓国チームを猛追。一時は2打差をつけ
B.Macpherson (オーストラリア)
て逆転首位に立った。しかし、ホスト国しかもホームコースでの開催とあって負けられない韓国チームはここから脅威の粘りを見せ、エースのM.H.Kimが3アンダーパーとスコアを伸ばすと、昨日1オーバーパーで不採用スコアとなったC.W.Hanもその悔しさを晴らすかのように上がりの4ホールで3バーディを一気に奪いKimと同じく3アンダー・69のベストスコアをマークし、チャイニーズタイペイを振り切り首位を堅守した。

なお、現在5連覇中の強豪国オーストラリアは各選手ティショットに苦しみ、ダブルボギー以上の大きなスコアの崩れが目立つ。Beckmanが74-74のトータル4オーバーパーで個人9位と一人気を吐くも、今日もチームトータルを13オーバーパーと初日の5位から7位タイに更に順位を下げ、連勝記録の更新は難しくなった。

第1ラウンドで17ストローク差をつけられて7位とスタートで躓いた日本チームは、今日もボギーの先行する苦しいで出しとなったものの、16番パー5で小平以外の3人がバーディを奪ってリズムを掴むと、課題であった上がりの3ホールでトータル4バーディ・3ボギーでひとつスコアを伸ばすことに成功し、中国を捉え3位タイに浮上した。

トップを行く韓国に23打、2位のチャイニーズタイペイに17打差で明日のムービングサタデーならぬムービングサーズデーを迎える。常に選手権で顔を合わせる宿敵2チームに、残り2日でどこまで追いすがれるか。

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