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競技報告
【宇佐美がよもやの乱調。悔いが残る最終ラウンドに】
第4日 競技報告:JGA 写真:JGA
ノムラカップが開幕して以来、ショットの不調が続いている宇佐美祐樹(日本大3年)。

日本チームのエースとして、最終ラウンドは「ノーボギーを目指して、攻めるだけ」と意気込んでスタートしたが、相変わらずショットに苦しむ1日となった。2番で2.5メートルを外して、スタート前の目論見は早くも崩れた。直後の3番もボギーとした宇佐美は、7番でバーディを奪ったものの、9番(パー5)もティーショットを右のバンカーに打ち込むミスを犯してしまった。この2打目は、バンカーの縁に球が止まり、満足にアドレスが取れない不運もあって、1度で出せず。3打目でフェアウェイに出して残り230ヤードの4打目を5番ウッドで4メー
トルにつけたが、下りのこのパットを2.5メートルオーバーさせて、ボギーとしてしまった。

結局、前半を38で終えると、悪い流れを引きずったまま、後半も14番までに1バーディ・2ボギーとスコアを作ることが出来ない。「ショットが悪くて、難しいラインのパーパットばかりを残してしまった。第1ラウンドから、そういうプレーが続いていたので、最後の最後で集中力を切らせてしまった」と悔いるように、17番で2メートル、最終18番ではティーショットを右の林に打ち込み、昨日に続いて上がり2ホールで連続ボギーを叩いた。この日の宇佐美は、2バーディ・7ボギーの77で不採用スコアと、よもやの1日となってしまった。

「国際試合には数多く出場させてもらっていますが、ここまで悪いのは…」と、茫然自失の宇佐美。「ノムラカップでは、最初に躓いてしまって、最後までイメージを取り戻せないまま終わってしまった」と第1ラウンドの乱調を悔しがる。「今年こそは優勝を狙っていたのに…優勝以外は2位も最下位も一緒。3位なんて満足は出来ないし、自分にも負けてしまったので、納得できるものはなかった」と、顔をしかめる。「でも、今後、このような不甲斐ないプレーをしないためにも、来年に韓国と台湾にリベンジをするためにも、帰国して一から調整します」と必死に前を向く。前回大会の雪辱もならず、今年の大会でも辛酸を舐めた宇佐美。気力・体力が充実した中でのノムラカップでも、ライバル達との壁が立ちはだかった。日本チームのエースとして超えなければならない壁に全力で立ち向かってもらいたい。


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