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【横峯さくらら実力者もラフに苦戦を強いられる】 |
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第1日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayasi |
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ラフが元気だ。80mmに設定されている。足首まで埋まるというほど深くはないのだが、見た目よりもはるかに抵抗が強い。クラブヘッドが抜けずにバランスを崩してしまう選手、一度では脱出できずに、また同じラフから次のショットを打たされる選手、フェアウェイに出すつもりが、反対側のラフに打ち込む選手…狭いフェアウェイから、わずかにはずれただけで、そこには苦難の道が待っている。
2バーディ・8ボギーで6オーバーパーと出遅れた横峯さくらは、ドライバーショットが乱れ、フェアウェイをとらえ切れなかった。なにしろ、フェアウェイヒットは2ホールだけ。ほとんどラフからのショットとなっては、持ち味のひとつであるアイア
ンショットのキレも発揮しようがない。
実は前日の練習ラウンド、ドライビングレンジでもドライバーショットは好調だったという。その気になって第1ラウンドを迎えたら、「あれっ、昨日までのスウィング、ショットはどこにいったの? おかしい。変だな…。そんな調子で自分のゴルフをまったくさせてもらえませんでした」。インタビューを短く切り上げると、ドライビングレンジへと足を急がせた。
横峯同様、昨年大会2位の佐伯三貴もラフとの戦いに敗れて大きく崩れていった。3ダブルボギー・6ボギーでバーディはゼロ。12オーバーパーのスタートとなってカットのピンチに立たされた。
両選手の他にも三塚優子、フォン・シャンシャン、諸見里しのぶらの有力選手たちも、ラフに苦戦を強いられ、スコアを大きく崩してしまった。
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