|
|
|
|
|
|
【イーブンパーで首位タイの李知姫とテレサ・ルー】 |
|
|
第1日
|
|
競技報告:JGA 写真:G.Kobayashi /Y. Watanabe |
|
|
ショットの正確性と飛距離、アプローチやパッティングの技術、最後まで切れない集中力。その全てを試され、ゴルファーとしての総合力を試されるのが、ナショナルオープンの厳しさであろう。そのナショナルオープンのタイトルを持つ李知姫が、2バーディ・2ボギーのイーブンパーで首位タイで第1ラウンドを終えた。「今日はショットが良かった」という李の安定したプレー振りは、タイトルホルダーとしての貫禄を見せつけるものだった。「明日は、苦しいところが絶対に来ると思うので、そのときにどれだけ我慢して持ちこたえられるのかがポイント。最後まで諦めないようにプレーできるかが鍵」と、厳しい戦いへの覚悟は決めている。
李らと
ともに首位タイにつけているのが、テレサ・ルー。昨年6試合に出場して賞金ランキングで59位。本年は、ここまで18試合に出場して賞金ランキング31位につけている。伏兵ともいえるテレサだが、ワールドレディスサロンパスカップで2位タイの成績が光っている。厳しいセッティングに強さを見せるテレサだが、その理由はアマチュア時代に台湾代表として世界を舞台に戦ってきた経験があるからだろう。
今年、日本女子オープン初出場にも、「しっかりと一打一打を考えて攻めることが必要。ラフもとても長く、バンカーやグリーン周りも難しい。グリーンも少し小さいので、どこに球を打っていくのか、しっかりと意識することが大切」と、難攻不落の名古屋ゴルフ倶楽部の攻略ポイントを話すテレサの表情は楽しげにも見える。この日のテレサは、4バーディ・4ボギーのイーブンパー。好スコアはもちろんのこと、自分の力量を試されるコースに立ち向かうことが、嬉しいのだろう。それでも、「今週の初めはショットの調子が悪かったせいか不安でたまりませんでした。昨晩も2、3時間しか睡眠が取れなかった」と初々しさも覗かせる。明日は、「今日は睡眠をしっかりとって、自分のリズムでプレーをして1番からバーディを狙っていきたい」と、今日のプレーの再現を狙う。
|
|
その他の記事はこちら
|
戻る
|
|
|
|
|