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【一時単独首位も最後の2ホールで崩れたヤング・キム】 |
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第2日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayasi |
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10番ホールからスタートして16ホール目まで通算1アンダーパーとし、ただひとりのアンダーパーでトップに立っていたのがヤング・キムだった。11、12番の連続バーディで午前スタート組のトップに立っていた宮里美香を抜き去り、15番のボギーも後半にターンしての2番パー5のバーディで取り戻して、単独トップの座をキープしていた。その流れが一気に暗転していったのが8、9番ホールであった。
8番はティーショットを右ラフに打ち込み、レイアップ後の3打目をピンに寄せられずカラーから2パットのボギー。さらに9番では、今度はティーショットを大きく左に曲げて深いラフに。AWでいったんフェアウェイに戻しての第3打を
グリーンオーバーさせて、そこから2.5メートルに寄せるも、このボギーパットも決められずにダブルボギーの締めくくりとなってしまった。
「あの2ホール以外は、満点のプレーができていただけに、本当に口惜しいあがりになりました。でも、2日間をトータルで考えれば、2オーバーパーというスコアには納得しています」
練習日、初めての名古屋ゴルフ倶楽部に驚かされたという。2004年に韓国女子オープンに優勝、そこからUSLPGAツアーに挑戦し、コーニングクラシックでの優勝も果たしている。そして2009年日本女子ツアーのQTトップ通過で昨年から日本を主戦場にしている。そのヤング・キムが、今年の日本女子オープンの舞台をこう評している。
「自分が、これまでに経験した中で最も難しくセッティングされたコースです。本当に自分の全てが試されている気がします」
2位タイで迎える明日からのラウンドをどう戦っていこうとしているのか。そう水をむけられると、キムは、こう答えた。
「優勝を考えてしまうと、自滅させられるコースだと思います。だから、今日の8、9番を除く16ホールのように、淡々とパーを重ねていくようにしたい。穏やかな気持ちをキープすることが大切です」韓国勢では、イ・ジウが第2日のベストスコア68をマークして4位タイに浮上してきた。第3ラウンドのキムは、そのイ・ジウと最終組の前でラウンドする。好調な両選手のプレーにも注目だ。
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