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【宮里藍は「最後まで集中できた」】 |
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第2日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:G.Kobayashi /Y. Watanabe |
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「プレー中に、一度でも集中が途切れてしまうと、ボギーが止まらなくなりますから、そういう意味では、出入りの多いラウンドでしたけど、一度も集中も途切れずに回れたと思います。それは、(途切れそうな場面の)要所要所で、しっかり立て直すマインドコントロールができていたからだと思う」
宮里藍は、第1ラウンドは5バーディ・7ボギー。今日は、3バーディ・4ボギー・1ダブルボギーと、2日間ともに出入りの激しいラウンドだった。それでも、宮里が崩れないで踏ん張れているのは「1打1打を丁寧に回ろうと何度も言い聞かせてやっていた」プレーの姿勢が大きい。そう自分に言い聞かせて、それがうまくできるケースが多い根拠は、
やはり米女子ツアーで、何度も何度も、打ちのめされては這い上がってきた経験があるからだろう。
前週のミヤギテレビ杯で、少し右股関節に痛みを覚えた宮里藍は、時折その痛みを感じていた。「ショットをしているときは、感じないんですけど、歩いているときとかは、やはり痛いと思って、痛み止めを飲みました」と第1ラウンドに語っていた。
「今日は、どうしようかな、と思っていたのですが、ここはラフが深くてきついので、どうしても下半身に負担がかかりますから、それを予測して、スタート前に練習場で飲みました。でも…ちょっと飲むのが遅かったのか、スタートして5ホールぐらいしてから、あ、効いてきたな(笑)って感じました」
どうしても、痛いという感覚が脳に残ってしまう。その意識がスイングにも微妙に影響する。「無意識に怖いと思って打つこともあった。でも、今週の中で、いちばんよかったと思います」と言った。
それでも、アイアンショットの感覚が、はまりはじめている。それに、まだ2日間戦いが残っている。残り36ホールの戦い方は、ちゃんと心得ている。そういう含みすら感じるコメントだった。「そうですね。バンカーショットも、だいぶフィーリングはでてきたので…うん。グリーン周りのラフも警戒していたけれど、このコースでは、(キーポイントは)バンカーだなと思いました。バンカーからどう寄せられるかが鍵だと、今更ですが、実感しました」
彼女の集中力が、残り2日間で最大限に発揮されるはずだ。
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