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【超難度コース、コンディションと戦う選手たち】 |
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第3日
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競技報告:塩原義雄 写真:G.Kobayashi /Y. Watanabe |
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第3ラウンドは、難コースに風が加わって、スコアを大きく崩す選手が続出した。ベストスコアは2位タイに浮上した笠りつ子の71。それでもオーバーパーである。決勝に進んだ62選手の平均スコアは78.677。つまり8.677オーバーだ。全員を合わせてもバーディは56個。ひとり1個平均にも満たない。パーは549個でボギーが439個。ダブルボギーは63個でトリプルボギー以上も9個。単独トップでスタートした宮里美香は79と崩れて、トップの座を明け渡したが、実は、この宮里のスコアが全体の平均値に近い。
トーナメントリーダーとなった馬場ゆかりでさえ6オーバーパー。この数字は、2001年大会(室蘭GC)の7オ
ーバーに次いで1997年大会(東広野GC)と並ぶ史上2番目のハイスコアだ。
この日77で通算14オーバーパーの17位タイでホールアウトした有村智恵は、途方に暮れている、といった様子だった。「タフなコースで疲れには慣れましたけど、どう攻略していいか、本当にわからないんです。ホテルに戻って、しっかりと休み、また明日ゴルフをしたいという気持ちに戻してきたいと思います」
1バーディ・2ダブルボギー・3ボギーだった横峯さくらはボヤキ気味だった。「あと1日ですね。できれば、あまりやりたくないですけど…」と自嘲の笑いを浮かべながらのコメントだ。
サバイバルレースとなった今年の日本女子オープン。最後まで生き残るのは、果たしてだれなのだろうか。優勝スコアは、まったく予想できない展開になっている。
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