2011年度(第44回)日本女子オープンゴルフ選手権競技
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Championship Reports
競技報告
【3打差4位の宮里藍は「明日は自分との勝負」】
第3日 競技報告:三田村昌鳳    写真:G.Kobayashi /Y. Watanabe
17番のティショットはウォーターハザードへ
最終ラウンドは「自分との勝負」だと宮里藍は、言い切った。

「スコアはどうなるか予想つかないし、風が吹けばどのホールも耐え抜く状況になるので、まずはフェアウェイを捉えるのを最優先でやっていきたいですね」

首位の馬場ゆかりと3打差……。最終ラウンドは、確かに予想がつかない展開になりそうだ。3打差は、あってないに等しい。ボギー、ダブルボギーがすぐに出てしまうからだ。

この日、出だしの1番ホールでバーディと幸先のよかった宮里だが、4番でボギー。6番でバーディ、9、10番でボギー。その後パープレーと耐えたが、17番、パー3の第1打が、グリーンをそれてカート道路脇に木に当たって運悪く左の
池。結局ダブルボギーとし、最終ホールもボギーとインでは39の74。通算9オーバーパーで最終ラウンドを迎えることになった。

「(3日目は)風の計算に神経を使いました。フェアウェイも狭いし、ピンポイントで狙っていかなければいけないので……相当なエネルギーを使いました」

多くの選手たちが、ホールアウトすると、ほっと安堵の表情を見せる。まさにコースと格闘し尽くしたあとの開放感である。米ツアーやメジャーで戦い抜いてきている宮里藍も「最初から(和合での日本女子オープンは)難しいのは解っていたし、今更ジタバタすることもないし、割りきって自分のやることをやれば……」と言うけれど、今日のグリーンの硬さは「(世界のメジャーでも)ここまで硬くなることはない」と言う。さらに砲台で小さい和合のグリーンは、アメリカでもない設定だ。

宮里は、最終ラウンドに向けて「いろんなことを予測するぶん、考えることも増えるのでそれを整理して、シンプルに出来れば使うエネルギーも少なくなるので、明日は、シンプルに……」と考えすぎずにプレーすることを決めている。

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