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【執念が後半の2バーディに繋がった手嶋】 |
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第3日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:G.Kobayashi /Y. Watanabe |
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第3ラウンドに手嶋多一と同じ組でプレーしたのは佐藤信人だった。佐藤とは練習日にも一緒に回る間柄である。「よく耐えた(ラウンド)。って言うのと佐藤さんにつられたね。可笑しかった(笑)。佐藤さんが凄くいいゴルフをしていたから……。普通ならば4か5オーバーパーするところだったけれど、1オーバーパーで耐えることができたのは、佐藤さんについて行こうと思った結果ですね」と手嶋は、同伴競技者の佐藤信人に引っ張られた、感化されたと言う。
その佐藤は「(手嶋さんとはお互い)頑張らないといかんと言っていたけど、手嶋さんは感情出さないので、思うところはあるのでしょうけど、プレーを見ているとそんなの見えないし、
いつもの知っている手嶋多一に見えるので……」と慮るのは、手嶋が今季の賞金ランキングで、シード権がとれるかとれないかは、この大会を含め残り6試合の成績にかかっているという切羽詰った状況にあるからだ。
2番ホールでボギー。6番でもボギー。その流れをなんとか食い止めたのが8番のバーディだった。けれども、後半に入っても崩れかかる。10、11番で連続ボギー。切羽詰った状況の手嶋の執念が、13番、17番のバーディに繋がったのかも知れない。踏ん張って、踏ん張って耐えた1オーバーパーの72。通算1アンダーパーで明日の最終ラウンドを迎える。
「今年は調子もよくなかったりしていましたから、まずは、ひとつでも順位を上げることと、上位を目指して……(優勝狙いは)気長にね」
今日の踏ん張りが、きっと明日につながることを祈りたい。
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