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【2打差2位のシドニー出身のベーシック「強風が心地よかった」】 |
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第3日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:G.Kobayashi /Y. Watanabe |
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この日1オーバーパーで踏ん張って首位の佐藤信人と2打差の2位をキープしたネベン・ベーシック。「まずは、明日(最終ラウンド)も最終組にいられそうでよかった。やはり最終組でプレーすることができるのは名誉なことなので、明日のゴルフも楽しみにしている」と安堵と嬉しさが入り交じった顔で語った。
彼がゴルフを覚えたのは、オーストラリアのニューサウスウエルズ。シドニーである。ここは海からの風が年がら年中吹いていて、そういう中でいつもプレーをしているベーシックにとっては、風は、ゴルフゲームの基本なのだろう。
スタート前の練習も、最後は、ラフに入ることが当たり前のように、グリーン周りのラフからの練習
に多くの時間を費やしていた。「シドニーでは、今日よりももっと強い風がふくことがあり、だからこういった風には慣れている」と平気な顔でいう。しかも、こう付け加えた。「コーチにこういう風の時のプレーの仕方を特訓してもらっていたので、どちらかというと今日の風は、心地良かった」といってのけた。
彼が幼い頃からプレーしていたレーンコーブCCは、4284ヤード、パー64というコースだけれど、シドニーのウッドフォード湾からすぐ近くにあるから風はつきものだ。さらにこの地区の有名なコース、ニューサウスウエルズは、マッケンジー博士が設計した有名なリンクスコースがある。ベーシックが一番好きなコースに選んだロイヤルアデレードも、深いラフや戦略性の富んだコース。
1番ホールでいきなりボギー。それを2番のバーディで取り返す。5番でバーディ。ところが9番ホールでダブルボギーを叩いてしまう。後半は、じっと耐えるゴルフが続いた。15番までパープレーで回り16番でボギー。そして18番をバーディで締めくくってこの日72の1オーバーパー。通算4アンダーパーだ。
「(18番は)第1ラウンドはボギー、第2ラウンドはパー。そして今日はバーディ……やはり最後をバーディで上がれると気持ちいい。明日(最終ラウンド)に向けていい布石になった気がする。明日は、積極的なゴルフがしたいけれど、今日と同じように、1打ずつ着実にショットを打っていくことを心がけたい」と目を輝かせた。
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