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【久保谷はアンダーパー(-1)に踏みとどまる】 |
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第3日
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競技報告:塩原義雄 写真:G.Kobayashi /Y. Watanabe |
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「今日は、とにかくアンダーパーを死守したかった。オーバーパーになると、気力が絶えてしまいそうで怖かった」というのは、2アンダーパーからのスタートで第3ラウンドに72とひとつスコアを落としたが、通算1アンダーパーに踏みとどまった久保谷健一だ。
1、2番と連続ボギーのスタートとなってしまった。特に2番は3パットでのボギーだった。「それで、ガツガツやるより、おとなしくやろう」と、気持ちを切り替えたという。「そしたら、何度かチャンスがあって、それを決められたので盛り返せた」嘆きの久保谷だ。話はいいところだけでは終わらない。「でもね」と続いたセリフは、こうだ。
「上がりの16、17番の連続ボ
ギーがねえ…。パランパランだったドライバーショットがアイアンにまで移ってしまって、(スコアを)まとめようがなくなってしまった。あれが、最初の方でなかったのが、せめてもの救いだったね。最初から、あの調子だったら、アンダーパー死守なんて言っていられないもの。大変なことになっていたと思うよ」
話は、突然変わる。「それにしても、後ろの組で佐藤さんは、本当にポコポコ入れていたねえ。手嶋さんや佐藤さんは、ラフからのアプローチショットが上手いし、パットが決まり出すともの凄いスコアを出す。それができるあの人たちと僕は、違うんです」
第1ラウンドから、ずっとこの調子の嘆き節が続いているが、通算1アンダーパーは、まだまだ優勝を狙える位置にいる。密かに2週連続優勝を目論んでいるのではないのか。「優勝? 狙う? それは、皆さんに失礼ですよ。この内容のゴルフではね」。先週のキャノンオープンでも、そんなことを言いながら勝ってしまったのではなかったのか。
「じゃあ、大穴ということにしておいてください」
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