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【ローアマチュア獲得の洪は「来年はUSツアーを目指したい」】 |
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第4日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:G.Kobayashi / Y.Watanabe |
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ローアマチュア争いは、台湾の洪健堯(ホン・チェンヤオ)と浅地洋祐に絞られていた。松山英樹は、2日目、3日目に76・78と大きく崩れていた。カットラインのギリギリで通過した松山は、この日ようやくイーブンパーの71で回り57位タイで終了した。
「ようやくイーブンパーで回れたのが良かったと思います。スコアの割には、自分に収穫が凄くあったので、よしとしなければいけないでしょう」という。この日、松山らしさを見せたのは、前半の4、5、6番ホールの3連続バーディだったか。
さて、ローアマチュア争いは、前半では洪と浅地の戦いは、五分五分だった。
「後半のハーフは、ずっと緊張していました。後半は、リー
ダーボードをずっと意識しながらのプレーで、浅地選手との差が開いたことが解っても、例えば、18番、ダブルボギーを僕が叩いても、彼のスコアを上回ると解っても、それでも、やはり不安でした」と洪選手は、語った。
「自分の目標は、(総合順位で)ベスト10入りだった。だからずっとバーディを狙って頑張っていました。ラフに入ったときは、いいショットが打てるように祈って、パーを維持するゴルフができたことかな」
事実、洪のバーディ数は、15個。第1ラウンドの6個は、全体で1位タイ。2日目の5個は、3位タイ。雨と強風の3日目とプレッシャーのかかった最終ラウンドが、それぞれ2個という成績で、トータル15個は、前選手の中で2位という数である。
ローアマチュアを争っていた浅地は「疲れました。耐えろところは耐えて、攻めるところは攻めてというゴルフは、自分の中では良かったですけど、洪選手は、ほんとに強いです」と振り返る。
「ローアマチュアが獲れてともかく嬉しいです。振り返ると、パナソニックオープンでローアマチュアとなって、今年は、この大会でもローアマ。今年の前半は不調だったので、余計に嬉しいですね。昨年、高校を卒業して、今年3月から兵役中のために大学へ通うことが許されずに、いまはアマチュアのトーナメントや、台湾を代表して出場する大会など限られた試合への参加だけが認められている状態。ただ、日々ゴルフの練習をすることは認められているから、半分兵隊半分ゴルファーのような感じかな?兵役は今年の3月までだから、4月からはアメリカを中心にゴルフをしたいと思っている。来年アメリカでプロになれなかったら、日本やアジアのツアーを中心にもっとゴルフの経験を積みたいと思う」という洪の目標は、来年のUSPGAツアー挑戦である。
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