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【2009年チャンピオンの小田龍一がコースレコード66をマーク】 |
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第4日
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競技報告:塩原義雄 写真:G.Kobayashi / Y.Watanabe |
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小田龍一が6バーディ・1ボギーの66でコースレコードを更新し、31位タイから6位タイまで急浮上した。これまでの記録は、2000年の日本オープン第1ラウンドで尾崎直道、川原希両選手がマークした67だった。
小田にとっては、ちょっと悔やまれる最終ラウンドの爆発だった。それというのも前日のラウンド後にドライビングレンジで練習していたところ、ふと思いついてクラブの握り方を変えたところ、見違えるほどコントロールされたショットが続きだしたからだ。オーバーラッピンググリップからインターロッキンググリップへ。最終ラウンドは、変えたグリップで持ち前の豪打を連発した。「セカンドが短い距離しか残らなかった。こ
んなに簡単に攻められるコースだったかな…なんて思いながら、調子に乗って攻めまくりました」
コースレコードが67であることは知っていたという。「だから16番で、この日4アンダーパーになったときには、残り2ホールでもうひとつバーディを奪って更新してやろうと思いました。コースレコード賞(50万円)? はい、狙っていました」
2009年大会(武蔵・笹井コース)で石川遼、今野康晴とのプレーオフを勝ち抜いたときも、実は、このインターロッキングの握り方だった。「そのうち(インパクトからフォロースルーへ)ヘッドが出なくなってきて、オーバーラッピングに切り替えた」のだそうだ。そして、このところ逆にヘッドが出過ぎるようになっていた。
「最終ラウンドになってから、切り替えるのではなく、試合前に、このことに気がついていたら、もっと面白い(自分のゴルフの)展開になっていたかもしれないのに、遅すぎたよね」
小田が口惜しがったのは、そのことだった。
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