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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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【苦戦が続いたエースの櫻井。最終ラウンドで溜飲を下げる】 |
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第3ラウンドでは、12オーバーパーの84と大きくスコアを崩し、日本学生と日本アマ量タイトルホルダーとしての誇りと自信を打ち砕かれた櫻井勝之(明治大学2年)。初の日本代表として、また、チームのエースとして臨んだノムラカップは、櫻井にとって改めて課題を突きつけられる4日間となった。
普段の櫻井では、考えられないようなアイアンのミス。初優勝を果たした日本アマからノムラカップの練習ラウンドまでは好調を維持し、櫻井本人もチーム優勝の原動力となれると思っていた。しかし、日本代表のプレッシャーは、知らぬ間に得意のアイアンショットを乱れさせてパッティングに狂いが生じ、第3ラウンドを終えた時点では、袋小路
に迷い込んでしまった。
迎えた最終ラウンド。チームのエースとして背水の陣で臨んだ最後の18ホールにして、本来の櫻井からは程遠い内容ながらも丁寧なプレーで、ようやく溜飲を下げることが出来た。3番(パー3)で3メートルを沈めて初バーディを奪うと、9番(パー5)で20メートルのイーグルパットを確実に2パットで沈め、前半を34。後半11番(パー3) で3パットのミスからこの日唯一のボギーを叩いたが、12番で5メートル、14番ではバンカー越えのアプローチをピンに寄せてバーディ。最終18番もバーディを奪って、5バーディ・1ボギーの68でホールアウトした。
「今日は、4日間で一番パッティングが良かったので、どうにかスコアを作れた。今のアイアンショットの出来だと、これが精一杯かもしれない。でも、もう少しスコアを伸ばしたかった…」と疲れが見える表情で話す櫻井。「風が強い中でのプレーで距離感がつかめず、グリーンの芝も日本とは全く違って…最後まで手こずった」とチーム戦5位に終わった自らの不調の原因を分析して悔しがる。
櫻井は、初の国際競技で2つの課題が明確になったという。「ひとつは、普段からの課題でもある調子が悪いなかでのスコアメイク。今回の派遣では、結果しか求められない厳しさでのプレーで、一つ目の課題を実感できた。もうひとつは、日本にない芝への対応。ショット、アプローチ、パッティング…全てのショットで対応力を上げていかないといけない。日本でどのように海外の芝の練習をするのか…帰国後にゆっくり整理して考えます」。
これまでの日本代表選手の全てが苦しんできた芝への対応。どうすれば日本とは異なる環境の中で自分の実力を発揮できるのか。この課題は、櫻井だけでなく、全ての日本選手に突きつけられている。
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