河田丈一郎(開志学園高校1年)は1、2番と連続バーディを奪い、好発進すると、5、10番もバーディを獲り、この時点でスコアを4アンダーパーと伸ばした。さらに13番(パー5)では、残り210ヤードの第2打を4番アイアンで6メートルに2オンし、このイーグルパットを見事に決めて、6アンダーパーとした。
快調にスコアを伸ばす河田だったが、続く14番ではティーショットを右に曲げ、林に入れるトラブルで初のボギーを叩く。16番で50センチにつけてバーディを奪って取り返したものの、17、18番と連続ボギーを叩いてしまい、結局4アンダーパー68でホールアウトした。
「もったいない」が偽らざる心境だろう。ボギーだったホールもパーセーブパットを入れられない距離ではなかったにもかかわらず、決められなかった。14番では2.5メートル、18番ではバンカーから寄せた2メートルの距離を外した。これらのパーパットを入れていれば「66ぐらいは出ていた」というのもまんざらではない。逆に言えば、それだけの実力はあるということになる。
「とりあえず明日もこのスコアを出せれば、最終ラウンドは最終組かその前の組ぐらいで回れると思う」と上位をうかがう。「5位以内には入れれば」というが、もっとその上も狙える位置だ。爆発力を持つだけに、プレー振りが楽しみで、気になる存在になってきた。
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