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競技報告
【逆転優勝を狙う伊藤ら5位タイグループの選手達】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
伊藤 有志
連日66というビッグスコアが出ている本年の日本ジュニア。首位と5打差の通算5アンダーパーの5位タイにつけている選手達にも充分逆転の可能性は残されている。
この日68をマークして順位を上げたのは伊藤有志(三重高校3年)だ。ドライバーショットもアイアンショットも「荒れに荒れた」という前半を1バーディ・2ボギーで粘りきると、後半13番で起死回生のイーグルが生まれる。「でも、ここもティーショットはバンカー。250ヤードのセカンドショットが8メートルに2オンして」迎えたイーグルチャンス。これが出だしがフックでホール周りがスライスという複雑なラインだったが「実は、そういうの得意なラインなんです」と見事に
永澤 翔
徳永 圭太
これを決めてみせた。このホールで息を吹き返した伊藤は、16、17番で3メートルを沈めると最終18番では残り168ヤードのセカンドショットを7番アイアンで1.5メートルにつけてバーディ。圧巻の3連続バーディで締めくくった。「朝は気持ちの整理がつかないままにスタートしてしまった感じで…なかなか波に乗れなかった。でも、13番のイーグルで救われました」と、ゴルファーにとっての妙薬は何であるかを知らしめるプレーだった。「この2日間、本当に運があったと思う。ショットを曲げても木に当たってフェアウェイに出てきたり。その運を明日も続けてトップに食らいついて逆転したい」と最後の日本ジュニアで逆転優勝を狙う。

伊藤を上回るプレーを見せたのは、永澤翔(青森山田高校3年)だ。永澤は前半、2連続1回、3連続を1回を含む6バーディの荒稼ぎで一気に首位戦線に躍り出た。「100ヤード以内のショットがキレキレで」と振り返る永澤だが、「ショットがぶれ始めた」という後半は一転、我慢のゴルフを強いられる。ボギーが先行するとバーディを奪い返す落ち着かない展開で、2バーディ・3ボギーの1オーバーパー。結局、8バーディ・3ボギーの67でホールアウト。それでも、5位タイと優勝争いへの権利は勝ち取った。「自分は1日1アンダーパーか2アンダーパーを目標にしてプレーしている。だから、明日も慌てず騒がず。少しでも上位に食い込めるように頑張りたい」と、慌しい1日を終えて最終ラウンドをにらんでいる。

もう一人の5位タイは、首位スタートの徳永圭太(大阪学院大高校3年)だ。第1ラウンドで66をマークして首位に躍り出た徳永は、「明日からもスコアの伸ばしあいになる」と気持ちを新たに第2ラウンドをティーオフしたが、ショットは思うにままならない。スタートの1番でいきなりティーショットを左に曲げるミスでトラブルを迎えるも、7メートルのパーパットをねじ込んで、ホッと一息を入れた。しかし、2番バーディの後はピンチの連続で、7番でこの日初ボギーを叩くと直後の8番ではティーショットを右の林に打ち込んでダブルボギー。後半も1バーディ・1ボギーと気持ちとは裏腹にスコアを伸ばすどころか、73とスコアを落としてしまった。「ショットは荒れていたし、パットも決まらない。しかたないです」と肩を落とす徳永。「でも、よく耐えたと思いますよ。しんどかったですけど」と5位タイグループに踏みとどまった安堵からため息をつく。初優勝がかかる明日の最終ラウンドは「こんなゴルフでは、全然ダメ。今日は自分でも気がつかないうちに焦りが出たのかもしれないから、明日は落ち着いて…とにかく、練習してきます」と足早に練習場に消えていった。


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