勝亦悠斗(富士市立高3年)が7バーディ・1ボギーの6アンダー66をマークし、通算10アンダーパーで単独首位に立った。自分の得意な距離「100ヤードを残す」コースマネジメントが、この日も功を奏し、バーディを量産した。10番ホールからスタートし、前半を4バーディ・1ボギー。後半に回っても3バーディを奪った。それでも後半はグリーンに乗せることができず、「きわどいところで」パットを決めてパーを拾い捲った。後半の9ホールで10パットがその証だ。
高校3年生の勝亦にとっては、これが最後の日本ジュニアとなる。初めて出場した昨年は予選落ち。それだけに、この願ってもないチャンスに「このタイトルは獲っておきたい」と意欲を燃やす。最終ラウンドは「プレッシャーもあって自分の思い通りにはいかないかもしれない」と覚悟はできている。頼りになるのは、やはり好きなクラブであるウエッジだ。ここまで100ヤードくらいの距離を残すようにして、結果を出してきた。それは明日の最終ラウンドも変わらないだろう。最後はいかに自分のゴルフに徹することができるかだ。長く感じる18ホールになるだろうが、その試練を耐え切れた人が栄光を手にすることができる。あと少し、がんばれるかが問われる。
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