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【好スタートの不動裕理は、「本当に勝ちたい」】 |
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第1日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi / Yoshitaka Watanabe |
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3バーディ・2ボギーの1アンダーパーで第1ラウンドを終えた不動裕理は「今日は、ほんとに運がよかった」と言った。
「前半は、ショットも良かったんです。でも、後半になって風が吹いてきてから、風を読みきれないで……」という不動のショットが乱れたときに、結果的にうまくリカバーできた、という意味で「運がよかった。運をきかせた」と言っているのだ。確かに、ホールによっては、風の方向が定まらないで巻いてしまうケースが多い。構えても、その風の方向が変わったり、信じられなくなって、つい、スウィング中で操作したがることもある。不動が読みきれなかったというのは、そういうケースだったと思う。
風速にすれば、5メート
ル強。けれども、高い木々が揺れ、その葉に当たる風が波のように啼いていることが多かった。とりわけ午後組でスタートした選手にとっては、読みきれないことが多かったのだろう。
不動が、この大会に優勝したのは、2004年広島C八本松コースだった。2位タイの肥後かおり、横峯さくらを11ストローク差をつけての独走優勝だった。圧倒的な強さを不動が見せていた時期でもある。
あれから8年、2007年に優勝した諸見里しのぶに1打差の2位。2008年は、李知姫に2打差の4位。2009年は、宋ボベと横峯さくらのプレーオフだったが、ここでも5位……これが不動裕理の最近の成績である。
だから「勝ちたいですね。ほんとうに勝ちたい……と言って勝てる試合ではないんですけどね」と口にしてしまうのだ。
不動が、そういうコメントを言うのはめずらしい。それだけこの大会にかける意欲が伝わってくる。
「運がよかった」と不動は言うけれど、決して単純な運だけではないはずだ。この大会に向けての準備は、しっかりとしてきているはず。その証拠に、この日4アンダーパー68で首位に立ったフォン・シャンシャンについて質問すると「いや出せないスコアじゃないと思います。ショットの調子次第ですけど……」と語った。不動は、8年ぶりの優勝に向けて第1ラウンド、18/72ホールを好位置で終えた。
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