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【宮里藍はスタートの3ホールで4つスコアを落とす躓き】 |
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第2日
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競技報告:塩原義雄 写真:Yoshitaka Watanabe |
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突風まじりの強い風。宮里藍は、この日のゴルフを「どこまで我慢できるかが勝負」とみていた。10番からのスタートで、第1打は左の深いラフ。第2打からは、「乗らず、寄らず、入らず」という流れでボギー発進とした。続く11番パー3(155ヤード)にティーインググラウンドには、道路下のトンネルをくぐらなければならない。宮里藍の前の組でプレーする不動裕理が、この11番ホールを終えて面白いことを言っていた。
「短いトンネルを抜けると、突風が待っていました」。
距離は短いのだがホールロケーションが難しいうえ、ホール周辺が開けていて、風の影響をまともに受ける。不動はグリーン右奥のカラーから3パットしてのボギー
だった。宮里藍は…。打ち出されたボールは突風に押されてグリーンを越えていった。アプローチショット。やや打ち上げて、ピンまでは下りになる。オーバーすることを警戒しすぎてピンまでの距離を打ち切れずに3メートルを残した。下りフックライン。ソフトタッチのストロークでゆっくりと転がり出したボールは、カップの右縁を抜けて、そのまま4メートルも転がり続けた。この返しも外してダブルボギーとなった。
12番でも、また3パット。「練習日より第1日。第1日より今日。どんどんグリーンが速くなって、スピードを合わせられませんでした」ということで、3ホールで4オーバーパーと思いもかけない躓きようだった。
「正直なところ、心が折れそうになりました。でも、4日間トータルのスコアを考えれば、ここで我慢していれば、まだどんな展開になるかわからない。そう自分に言い聞かせて気持ちを切り替えました」。
ここからの15ホールは1バーディ・2ボギーと安定したゴルフを取り戻していった。2日間を終えて5オーバーパー。「スコアだけでいうなら悪いのでしょうけど、これでも、順位的にはそれほど悪いわけじゃないように思います。明日からの2日間も我慢比べになるでしょうから、自分に負けないように強い気持ちでプレーします」。
スタートの3ホールの出来事は、宮里藍の頭からすっかり離れていた。
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