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【フォン・シャンシャンが全米女子プロゴルフ選手権に続いて日本のメジャーも制覇】 |
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第4日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi |
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第1ラウンドにトップに立った全米女子プロゴルフ選手権の覇者フォン・シャンシャンが最終ラウンドまでその座を譲ることなく逃げ切って日本女子オープンゴルフ選手権も制覇した。前半の9ホールはスタートでボギーとしたものの、その後3バーディを奪って立ち直り、後半は堅実なプレーを展開した。一時は追い上げてきた朴仁妃と並走する流れになったが、15、18番をボギーにした朴仁妃に対して、フォンは17番のボギーだけに抑えて1打差での優勝だった。18番ホールでは、ピンチもあった。第2打が風にあおられてグリーンに届かずエッジ近くのラフに落ちた。ここからの第3打を3メートルもショートした。このパーパットを真ん中から決めて
、ほとんど掌中にしていた勝利をそのまま握りしめることができた。
「スタート前に自分で目標を作っていました。4アンダーパー。それで負けたら納得できる。だから、その目標に向かってプレーし続けていきました」
フォンは、ラウンド中にリーダーボードを見ない。状況を知ることによって緊張するのがいやなのだという。あくまでも、自分のペースを優先させているのだ。
全米女子プロゴルフ選手権でも、最終ホールまでボードが一度も見なかった。バーディパットが決まって大歓声が沸いた。キャディーに聞いた。「勝ったの?」。答えは「多分ね…」。キャディもボードを見ていなかった。
2007年に渡米してプロコーチ、ゲーリー・ギルハーストのアカデミーで腕を磨き、QTを経てUSLPGAツアーに。昨年からは日本女子ツアーにも出場するようになり、明治乳業カップで日米女子ツアーを通しての初優勝を挙げると、ダンロップ女子オープン・ミヤギテレビ杯で2勝目と頭角を現した。「1勝目は幸運だった。2勝目で自信を持てた」。そして今季の日本女子ツアーは8試合目の出場で3勝という強さを見せつけている。
この優勝で、日本女子ツアーでも3年間のシード権が与えられる。
「でも、これまで通りにUSLPGAツアーがメインで日本女子ツアーには10試合ほど出場するスケジュールになると思います」。
フォンは、次の目標をUSLPGAツアーの賞金女王になることと明かした。その次には「世界ランキングのトップになること」と、ここまでの青写真を口にした。
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