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【期待の20代の2人。池田勇太は+7、石川遼は+8と出遅れ】 |
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第1日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi & Y.Watanabe |
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2週連続優勝を狙う池田勇太、今季初優勝を目指す石川遼両選手とも強風に翻弄される1日となってしまった。午前8時3分10番ホールからスタートの池田は、出だしこそバーディとしたが、逆風となる13番からショットを乱し始め、連続ボギーの後は連続ダブルボギー、さらに連続ボギーと「なにをどうしようとしても、どうにもならなかった」という状態で、この6ホールだけで8オーバーパー。アウトに折り返してからは2バーディ・2ボギーとまとめたが、ホールアウトすると「きょうは、(インタビューを)勘弁して。あの6ホールがすべて」と、短いコメントを残しただけでコースを後にした。
その池田と入れ替わるように石川遼は午前11
時49分、地元の宮里優作、アマチュア小袋秀人(本年度日本アマチュアゴルフ選手権優勝)と1番ホールからスタートしていった。風は、相変わらず吹き止むことはなかった。なんとかグリーンをとらえていた石川が崩れはじめたのはそのグリーン上のパッティングからだった。5番ボギーの後、6番でバーディパットを3メートル近くオーバーさせ、この返しのパーパットも外す3パットで連続ボギー。ショットのリズムや冷静さも風に吹き流されていったかのようなプレーが続く。
左からの風に左ラフにもっていかれた7番パー4。ボールはティフトン芝のラフにすっぽりとはまっていた。
「深く埋まって、ピッチングウェッジをフルスウィングしても10センチしか動かせなかったところがあった」と、パワーヒッターで知られる小田孔明でさえ嘆かせた抵抗力をみせるラフである。石川はグリーンオンを諦め、手前エッジ近くまで前進させる策をとった。クラブヘッドにからみつく長い芝生。ヘッドがくるりと返ってしまった。ボールは低く左に飛び出してグリーン左手前に広がる池に。結局、このホールをダブルボギーにした。そして9番ホールも2段グリーンの下から3パットしてアウトは5オーバーパーの41。後半も10番のバーディがこの日唯一で、池田も苦しんだ13番から4ボギーとスコアを崩し続けた。
「いったん崩してしまったリズムを取り戻せませんでした。グリーンも芽と傾斜を読み切れず、(ボールの転がる)スピードを合わせられませんでした」と、池田同様に石川も言葉少なだった。
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