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【藤田は4打差3位タイも「崖っぷちでへばりついている感じ」】 |
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第2日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi & Y.Watanabe |
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話題の組み合わせのひとつが、ベテラン・藤田寛之と池田勇太、アマチュアの松山英樹の3人だった。松山は、この日4オーバーパーの75。通算11オーバーパーの41位タイで後半のラウンドに進出したが、ローアマチュア争いでは、現在のところ、佐藤太地が10オーバーパーで1打差。そして今年の日本アマ優勝者の小袋秀人が松山と同スコアで並んでいる。
その松山が、藤田と池田のプレーについて「今日は、昨日に比べるとショットが良くなりそうかなと思ったり、逆に、OBになったり……やっぱり自信を持っていないで流れで打ってしまいますね。流れで打つと、スイング感覚があわないままになるので、最後まで粘れなかったです。逆に、
藤田さんや(池田)勇太さんは、ボギーを打ちながらも、バーディを獲っているので、すごく勉強になりました」と語っていた。
その藤田は、自分のゴルフについて「崖に落ちそうで、なんとか崖っぷちでへばりついているような感じですよ」と語った。
この日、2番でボギーがひとつ。そして後半は、10番でバーディ、ところが12番、パー3でダブルボギー。しかし松山の言葉通り、14番ではしっかりとバーディをとりかえす。最終ホールは、第1打がラフに入り「どう見ても、フェアウェイに20ヤードぐらいしか出せない状況」を、その通りに一度出してのボギーだった。「ダブルボギーでも耐えて、結果、いい形で終えることができて良かったと思いますよ。プレーしている最中は、ともかく、目の前の1打を、どうやってフェアウェイにつけるか、どうやってグリーンに乗せるか、そればっかり考えていました」。
藤田は「ほんと、4日間持つかなぁ」と呟いた。
その疲労困憊は、肉体ではない。メンタルである。神経をすり切れるくらい使い、集中力をフル稼働させる1打ごとの場面が続くからである。
「少しでも集中力が緩むとショートしたり、ミスしたりで、いつもの倍は集中力も使いますからね」。
現在、首位の平塚とは4打差。3位タイ……。
「(メジャーでは)最終ラウンドのバック9からが勝負でしょう。だから、そのときに、どの位置に付けているかです。つまり2日間終わって、この位置にどうしてもつけておきたかったんです。(特に今年の日本オープンのコースでは)何が起こるかわからないしね。去年よりも、自分としては余裕が無いですよ。普段とは違う恐怖感……とりあえず、後半のラウンドに残れたということは、ワンステップ進めたのかな」。
藤田が、思わず呟いた「4日間持つかなぁ」という言葉が、今大会の過酷さを象徴していた。
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