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【得意のローボールを生かして小田孔明が3打差で追う】 |
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第2日
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競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe |
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小田孔明は、恵まれた体を生かして低く、強い弾道のショットを放つ。いわゆるローボールヒッターで、風の中のプレーを他の選手ほど苦にしないタイプに見える。ロースピンの低いショット。重い弾道でよほどのパワーがないと飛距離ロスにつながりかねないのだが、小田には、その“よほどのパワー”が備わっている。
本選手権では、練習ラウンドのときから、通常よりもさらに低い弾道のショットになるように意識してスウィングしてきたという。「往年の名手といわれた人は“風の下をくぐらせる”なんて言っていたじゃないですか。あれですよ」。
アドレスでボール位置を通常よりずっと右にセットしてつぶすように打ち抜き、フォロースルー
を低く抑える。青木功も得意にしていたパンチショットと呼ばれる打ち方である。
第1ラウンドに2オーバーパーでホールアウトしたとき、小田は、こう言っていたものだった。「この条件の中で73は、通常のトーナメントコースでいえば3アンダーパーぐらいでラウンドした感覚がある。(自分のゴルフに)90点をつけてもいいと思う」。
今日のラウンドも2オーバーパー。2日間続けて73のスコアを並べた。1番ホールからスタートして、前半の9ホールは、全てパーでクリアした。「チャンスを作る、というよりピンチを避ける。そんな意識でプレーしていたら、パーが並んでいた。本当はパー5でバーディが欲しいところだけど、がっついちゃいけない。どこにワナがあるかわからないもの、このコースと条件じゃ」。
第1ラウンドは、パー5ホールでのバーディはゼロ。この日も、強い追い風になる10番のひとつだけ。「とにかく、この風、深いラフとうまく付き合いながら耐えて、耐えて、いい方向に進めばいい。そう思って後半の2日間もプレーしていきたい」。
小田の、この静けさが、ちょっと不気味である。
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