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【宮里美香は首位タイ発進も「70点の出来」】 |
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第1日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:G.Kobayashi / Y.Watanabe |
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昨日の指定練習日のあと宮里美香は「グリーンまわりのラフが、2、3種類あるので、そのへんのジャッジが難しいですね。でも、優勝した(2010年 大会)ときの大利根に似ている気がしますし、頑張ります」と語り「(ポイントとして)フェアウェイはもちろんですけど、しっかりと(要所で)レイ アップできるかどうかが大事ですね。砲台グリーンもあるので、そこでしっかりとボールを止められるかもポイントです」と語っていた。
迎えた第1ラウンド。宮里は、2番ホールでバーディをとり、前半は8番ホール(パー5)。第3打、残り76ヤードからピン1メートル半に寄せてのバーディだった。あとはすべてパーで後半に向かった。「6
番ホールと7番ホールで2メートルもないバーディパットを決めることが出来なくて、でも次の8番ホールでしっかりバーディを取ることが出来た ので良かったのかなと思っています」。
後半は11番(パー5)でバーディ。そして13番(パー4)でボギーを叩き、トー
タル2アンダーパーの70でホールアウトした。
自分のゴルフの内容に点数をつけると何点ですか? と聞かれると「うーん。70点ぐらいですね」と答えた。そのマイナス30点を宮里は「ティーショットがプッシュ気味になっているところが、何ヶ所かあったのと、パッティングで5~6メートルの上りのラインが、パンチが入ってしまってスト ロークが速くなる傾向があるので…そのふたつが気になるところです」と答えていた。
今回のコースセッティングは「フェアなコースですし、女子オープンっぽいセッティングになっていますよね」と佐伯三貴が言うとおり、各ホールのメリハリがしっかりとついている。距離の長いホール、短いホール、レイアップのホール。その守る・攻めるの各ホールのメリハリと自分のゲームのリズム が、しっかりとあえばスコアがまとまる。
「正直言うと私的にはもう少しいけたかなと思っていますけど、上が伸びていないという事はタフなセッティングだという事は変わりないと思うので、 私自身も絡んだらもう少しいけたかなと言うのが本音です」と宮里が語ったのは、基本的なメリハリはうまくいっていたことを暗示している。もう少し というのは、バーディチャンスを惜しくも逃すパッティングがいくつかあったことだろう。だから「(首位を走る選手のスコア予想は)5(アンダーパー) ぐらいは行っているだろうなと思っていた」というコメントになる。
それは、日に日にスコアを伸ばしていけそうだという気持ちが入り込んでいるからだと思う。
誰もがそうであるように、グリーンの難しさに悩まされる。微妙なライン、スピード、硬さ…。そのタッチがなかなか合わない。米ツアー選手の ティーチングプロの言葉が浮かんでくる。「選手たちは、第1ラウンドから日を追うごとにパッティングのタッチを微調整しながら、最終ラウンドに最高のタッチに仕 上げていく傾向がある。だから第1ラウンドにタッチがいまひとつでも、それは決してマイナス要素ではない。ピークは最終ラウンドなのだからね」という言葉を信じるならば、宮里美香も、ほかの選手たちも、この日の微妙な狂いを調整して、2、3ラウンド、そして最終ラウンドへと登りつめていくレールに乗ったのかも知れない。
先週は、休養して大相撲観戦に行った。「横綱(白鵬関)とは去年の末から仲良くさせてもらって、4月にハワイで試合があったんですが、それにも数ホール(観戦に)ついてくれて、お互いいろんな意味で刺激を受けているので、そういった意味で先週の横綱の優勝はすごく興奮しました。その横綱から電話があって、勝つようにと言われて、ハイ」と答えたという。第1ラウンドは宮里を含め4選手が2アンダーパーで首位に並んだ。選手たちが、明日からどんな感性で パッティングのタッチをあわせ、グリーンと溶けこんでピークに持っていくのか楽しみである。
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