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【宮里美香は2010年大会以来の2勝目に前進】 |
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第2日
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競技報告:塩原義雄 写真:G.Kobayashi / Y.Watanabe |
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10番ホールからのスタートとなった宮里美香の第2ラウンド。11ホール目までは、ひたすらパーを重ねていった。その間は、どんな内容のプレーで、どんな気持ちで続けていたのか。
「グリーンが前日よりもちょっと硬く、速くなっていたことと、風があったので、その読みと距離感を合わせたい、合わないかなあ…と、慎重にプレーするよう自分に言い聞かせていました」。
ショートパットにも、いつもより時間をかけていた。「ホール周辺が微妙に傾斜していて、短いからといって気を抜くと、スッと切れてしまう。だから、短くても、しっかりとラインを読んで正確にヒットする必要がありました。おそらく、ほとんどの選手が、ショート
パットで苦戦しているんじゃないかと、私は思っています」。
後半は一転してスコアが動き出した。前半チェックしていた風の読みと距離感がマッチするようになったのだ。距離の長い3番(パー5)で宮里が3打目に手にしたのは5番アイアン。ピンまで160ヤードの距離だった。このショットがピンそば80センチについた。続く4番(パー4)では、140ヤードを8番アイアンでコントロールして右横2メートルに。風を克服し、距離感を合わせることに成功していたことを物語る連続バーディではあった。流れを自分に引き寄せる。好スコアをマークするためには、そうしたことも大切な要素になる。
6番(パー4)では、第2打をグリーン奥に外した。ピンまでは下りで難しい状況だったが、ここからの寄せを「アメリカで身につけた打ち方」というフワリと高く上げて落下してからの転がりを抑えたロブショットでチップインを決めてしまった。これこそ流のよさが呼んだ好結果だったといえよう。
最終ホールとなった9番パー4ではドライバーショットを左バンカーに打ち込みボギーとしたが、2日間70というスコアを並べて通算4アンダーパーでのホールアウトとなった。
昨日は「70点」と自己採点したゴルフの内容を今日は「もう少し高くなったと思います。パッティングでパチン!と当たることもなく、ストロークがよりスムーズになっているのが、自分でもわかるだけに(スコアメイクに対しての)手応えがありましたから」。
第2ラウンド、終わってみれば、アンダーパーは宮里美香と大山志保の2人のみ。その差は3ストローク。大会2勝目に地固めが進んでいる。
「こうなると、問題は残り2日間。でも、自分としては密かに楽しみにしています。アメリカでやってきたこと、経験したことがどんなレベルになっているのか。それを試し、実感する絶好の機会ですし、これ以上ないトーナメントですから。天気予報も芳しくなさそうですが、それも歓迎です」。
2010年大会以来の2勝目に、今年の宮里美香には死角がない。
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