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【菊地絵理香が第3ラウンドのベストスコアで単独2位に浮上】 |
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第3日
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競技報告:塩原義雄 写真:G.Kobayashi / Y.Watanabe |
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雨の第3ラウンド。菊地絵理香は、目標スコアを「パープレーの72」と設定していた。そのための戦略は、ちょっと意外なものだった。難コースでの確実なスコアメイクというなら、まずフェアウェイをとらえること。そして、グリーンのセンター狙いに徹すること。これが相場なのだが、菊地は、そうは考えなかった。もちろんフェアウェイヒットは、戦略から外せない。そこからの狙いに2日間の経験からくる開き直りに似た決断があった。
「このコースのグリーンは難しい。ホールロケーションも厳しく、グリーンセンター狙いでは、そこから3パットする危険性がある。だったら、ピンを狙っていく方が、出入りの激しいゴルフになるかもしれない
けど、バーディチャンスを作れるだろうし、アプローチを寄せてパーセーブの可能性も残せる。もし寄せ切れなくても、パーオンしながら3パットでボギーにするより精神的なダメージは残らない。私は、そう考えました」。
2番(パー3)でピンの左サイド、広いエリアに乗せた。狙ったところとは違っていたが、結果的には安全な位置だった。ところが、ここから3パットしてのボギーに「やっぱりな…と思いました。そして自分に改めて言い聞かせました。“もっとしっかりピンを狙え!”って」。
5番でピン右3メートル、8番パー5ホールでは130ヤードの第3打を8番アイアンで2メートルにつけた。さらに9番では手前エッジにショートしたものの、ここからチップインのおまけまでついてアウトを2アンダーパーでクリアした。後半はスコアを2つ落としたが、この日、結局奪ったバーディが4ホールでボギーにしたのも4ホールで目標のパープレーでのホールアウトとなった。
実は、この72が、第3ラウンドのベストスコアだったのだから菊地の戦略は、正しかったのだろう。順位も上がって宮里美香に5打差ながら単独2位に上昇した。
「最終ラウンドですか? 直接対決になるのでしょうが、追いつくことより2位狙いでしょうか。いや、そんなことをいうと守りのゴルフになりそうだから、またピン狙いでいきたいですね」。
大爆発を期待できるかもしれない。
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