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【首位タイに並んだ甲斐は「JGAの試合は相性がいいから、良い成績を」とシード復活に好スタート】 |
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第1日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:G.Kobayashi / Y.Watanabe |
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「もし、この大会に出られなかったら、マカオで開催されるアジアツアーに行こうか、と思っていたんですよ」と、この日5アンダーパーで首位タイの甲斐慎太郎は言った。
日本オープンの最終予選の成績で「先々週の時点で、ウエイティング1番目と言われて、出られるか出られないか、まだ解らない微妙な状態。それが、繰り下がって出られるとわかったのが先週の段階でしたから。まあ、ラッキーと言えばラッキーです」。
10番からのスタートで、11、14、16、18番の4バーディ・ノーボギーの32でターンした。「ショットがよくて、長い距離でも1ピン(3 メートル前後)で、ほとんどがそれ以内の距離のバーディでした」。
後半に入って、3番でボギーとして少しブレーキがかかったものの、7、9番でバーディを獲っての5アンダーパーである。
「もう、この試合も含めて、残りの出られる試合が限られているので、精一杯がんばるしかないんです。試合に(コンスタントに)出ているときは、1年 を通してコンディション調整ができているけど、シードを落とした今は、そのあたりが難しいですね。これが最後、これが最後と思ってやるしかないの で…」。
アマチュア時代。甲斐は、圧倒的な強さを見せていた。中学2年でゴルフを始め、日本体育大学4年生の2003年には、日本学生、日本アマのタイト ルを獲得している。
そしてプロ転向し2008年には、中国・北京で開催したパインバレー北京オープン、そして三菱ダイヤモンドカップと2位に入り、vanaH杯KBC オーガスタでは初優勝を果たして、賞金ランク8位となりシード入りを果たした。けれども、体調を崩すなどシード落ちをして、焦れば焦るほど空回り する成績となっていたのである。今季も、8戦して予選通過が5回。最高成績は、ダイヤモンドカップの15位タイである。
「いや、JGA(日本ゴルフ協会)の大会は、相性がいいですから、なんとか踏ん張って少しでもいい成績を残したいですね。できれば優勝。いや5位 以内に入れば、シードも見えてくると思いますし、1打1打集中してスコアを伸ばしていければと思います」.
甲斐慎太郎にとっては、まさにこの4日間、72ホールは、サバイバルゲームになる。
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