日本時間9月8日、ブエノスアイレスで開催された国際オリンピック委員会(IOC)総会で2020年オリンピックの開催都市が東京に決定した。56年ぶりとなるアスリートの祭典に向けて、ゴルフファンの興味も尽きないが、7年後に世界を舞台に活躍することが期待されるアマチュア選手の逸材も日本オープンに出場する。
今年の関西アマチュアゴルフ選手権を制し、東京ゴルフ倶楽部で開催された日本アマチュアゴルフ選手権で涙の初優勝を果たした大堀裕次郎(大阪学院大学4年)は、その筆頭にあげられる、大堀は、石川遼らとともに中学時代に将来のJGAナショナルチームを目指すチーム・ジャパンジュニアに選考されるなど、ジュニア時代から将来を嘱望されてきた。
しかし、その後はドライバーショットに不安を抱え、思うような成績を挙げられない苦難の時代を過ごしてきた。しかし、その期間も必死に練習を重ねた大堀は、300ヤードを超えるティーショットを武器に、徐々に復調し、大阪学院大学進学後は、更にトレーニングに取り組んで、今年その才能が見事に開花した。初のプロツアー競技出場となった関西オープンでは第2ラウンドを終えて首位に立ち、最終成績では9位タイに入りローアマチュアを獲得。石川、松山と同世代の逸材が大きな注目を浴びたのも記憶に新しい。さらには、JGAナショナルチームメンバーにも選考されている比嘉一貴(沖縄県立本部高校3年)も、日本オープン最終予選で3位タイに入り、本選出場資格を獲得。
彼ら、10代、20代のアマチュア選手が、第1回大会以来となるアマチュア優勝を成し遂げるかもしれない。もし、その偉業を成し遂げれば、輝かしい未来が彼らを待っている。 |