|
|
|
|
|
|
【ノーボギーの宮本勝昌は「先週の予選落ち効果かな?」】 |
|
|
第1日
|
|
競技報告:塩原義雄 写真:G.Kobayashi / Y.Watanabe |
|
|
3バーディでノーボギー。3アンダーパーの68でホールアウトした宮本勝昌は、前週のトーシンゴルフトーナメントでの予選落ちで意外な展開があったことを明かした。
「時間が空いてしまったので、練習場にいったんです。そこで、芹澤(信雄)さんと会いました。芹澤さんも、日本プロシニアで予選落ちして、同じ練習場に来ていました。ちょっと意気消沈気味でしたが、自分のことより僕の練習につきあってくれて、いろいろチェックしてくれました。自分は本来フェードボールヒッターなのに、ドローボールがでたり、逆にしっかりボールがつかまらないことがあったり…で、ショットがばらけていました。芹澤さんに指摘されたのは、下半身の動
|
|
きが鈍いというか、甘いというか、その使い方の悪さでした。もっと意識して土台を固めること。その中で下半身を使うこと。1時間ぐらいで筋肉痛になるほど中味の濃い練習ができました。それだけ下半身の働きが緩んでいたということですよね。チーム芹澤の基本を忘れていました。それを思い出させてもらいました」。
そして臨んだ日本オープン。ティーショットが、安定していた。確実にフェアウェイをとらえていく。「10番からのスタートで、最初の3ホールをフェアウェイから打てたことで、良いリズムをつかめました」。11番では、9番アイアンで打った第2打がピン手前4メートルに寄り、これを沈めてのバーディもあった。
17番パー3(223ヤード)では、4番アイアンのショットでグリーンをとらえ、8メートルほどのパットを一発で決めた。予選落ち後の練習で、パッティングのストロークまでよくなっていた。距離の長い(507ヤード)1番(パー4)では、アプローチショットを寄せ切れずに5メートルのパーパットを残したが、これもホール真ん中から決めている。ピンチをしのいでいるうちに、チャンスが巡ってくる。6番(パー3)では40センチにつけて3つ目のバーディがきた。
「こんなゴルフ、本当に久し振りのような気がする。たった1日だから、この先は長いけど、こういう大きな試合で、1日とはいえ、ノーボギーのゴルフができたことは自信になります。例年よりも好スコアの出るセッティングだと思うし、我慢大会にはならないと思うので、残る3日間も、しっかりスコアを伸ばしていければ…」。
最後の言葉は、途中で飲み込んでしまったが、優勝を狙えるほど、自分のゴルフへの確かな手応えを感じ取ったのであろう。
|
|
その他の記事はこちら
|
戻る
|
|
|
|
|