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【アメリカ育ちの平井神人がアマチュアトップの-1】 |
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第1日
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競技報告:塩原義雄 写真:G.Kobayashi / Y.Watanabe |
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アマチュアのトップに立ったのは平井神人。4バーディ・3ボギーの70にスコアをまとめてのホールアウトだった。父親の仕事(世界銀行勤務=当時)の関係で1991年7月オマーンで生まれ、5歳でアメリカに移った。アメリカでは、オレゴン、ボストン、ワシントンDCと転々とした。父親の勧めで10歳からゴルフを始め、「13歳でプロになりたい」とサウスカロライナで本格的にゴルフに取り組むようになった。今年大学を卒業して、現在はパインワイルドCCで働きながらゴルフ修行を続けている。「時給8ドルぐらいで苦しいけど、楽しい日々を送っています」。
日本オープンには最終予選の繰り上げで出場権をつかんだ。もちろん、初め
ての日本のトーナメント出場である。得意クラブはドライバーで、平均飛距離は「275ヤードぐらい」(本人)で「自分は、ドライバーでフェアウェイをとらえ、グリーンに乗せていくステディーなスタイルです」。
それが、第1ラウンドにも現れていた。3ボギーについては「初めてこんなでかい大会に出られたので、ちょっと舞い上がっていたせいかもしれません」と、自己分析した。この大会後にプロ転向することを考えているという。そして、日本と米国でQTに挑戦し、「最初は日本ツアーで経験を積み、その後はアメリカのツアーで戦えるようになりたい」という青写真を描いている。
ゴルフを勧めてくれたという父親は、8年前に癌で他界している。今回は母親と妹を伴っての帰国となった。「父は、きっとどこかで僕を見守ってくれていると思います。だから、父が満足してくれるゴルフをしたいです」。
ローアマチュア争い、そして平井のプレーにも注目していきたい。
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