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【ローアマチュア最有力の小浦は「色々なプロの方に勝ちたい」】 |
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第3日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:G.Kobayashi / Y.Watanabe |
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アマチュアの小浦和也(専修大学3年)は、第3ラウンドを終えて通算1オーバーパーの22位タイと踏ん張っている。「もちろんローアマチュアも獲りたいけれど、できれば15位以内に入りたいです。いろいろなプロの方に勝ちたい気持ちでいっぱいです」と高い目標を持ってこの日本オープンで戦っている。
確か、今年の日本アマチュアゴルフ選手権でマッチプレー進出を果たし2回戦のマッチで、豪州のキャメロン・デービスと対戦し、悔しい敗退を経験している。そのとき「勝てる相手だったのに…」と唇を噛み締めるシーンを目撃している。「自分のゴルフが悪すぎました。技術的には劣っていないと思いますが、決めなければいけないところで
、決めきれていなかったんです。寄せきれない、決めきれない…それは、おそらく技術だけではなく、メンタル面の弱さからくるもの もあると思います。もっと練習して、メンタル面を強くしないと…」と語った。
その後、全米アマチュアゴルフ選手権の予選会(地区予選)に出場したがこれも惜敗している。そんな経験を積み重ねての日本オープンだった。
「昨年の日本オープンで、ホールインワンを出しましたけど、それだけで終わってしまって…。はい、コテンパンにやられたんですよ。悔しくて、悔 しくて1年間練習してなんとか戦えるようになりました。昨年よりは成長したのかな」。
小浦は決して飛ばし屋ではない。平均飛距離も260~270ヤードといった距離だ。だから技術だけでなくメンタルやゲームマネージメントを含めた総合力で勝負するというタイプだ。
「今日は、運もあってよく耐えたなという感じです。最初は1オーバーパーぐらいで回れればという気持ちでスタートしたのですが、出だしのボギーで焦っちゃって3連続ボギーですよ」。
前半は、1バーディ・4ボギーの38。後半は、4バーディ・2ボギーの34。トータル72の1オーバーパーと結果的には予想通りのスコア。小浦の 粘り勝ちだ。
出身は、宮崎県。高校2年生のときにダンロップフェニックスでジュニアボランティアをやった経験がある。「そのときに片山(晋呉)さんにサインボールを貰ったんですよ。いまも挨拶する程度なんですけど、先々週の優勝を見てもかっこいいなと。片山さんを目標に頑張りたいです」。
小浦は、そのサインボールをいまでもお守りとしてバッグに入れてあるという。
明日、最終ラウンドの目標は「1アンダーパー」通算イーブンパー。ベスト15位 以内に入れるか。
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