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【星野は左腕のテーピングが痛々しくも4位タイに浮上】 |
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第3日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:G.Kobayashi / Y.Watanabe |
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体調、ショットなど、すべての条件が揃っているからといって、必ずいい結果になるとは限らない。逆に、どこかに不安があるから悪い結果になるとは、言い切れない。ゴルフゲームの、特にチャンピオンシップの戦いでは、そのバランスがデリケートに働く。
星野英正は、70-69の通算3アンダーパーで第3ラウンドを迎えていた。好位置である。きっとすべての調子がいいのだろうと思われたのだが、実は、満身創痍だった。不安いっぱい。故障あり、である。
「最悪です!」この日も1アンダーパーの70で終えて、通算4アンダーパー。4位タイで
最終ラウンドを迎えることになった星野の第一声だった。
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クラシックでは2位タイと好調だったにも関わらず、先週のTOSHIN GOLF TOURNAMENT では、棄権を余儀なくさせられた。「左足の故障」だった。
そして今週は「腫れているんですよ」と左腕の怪我でテーピング。「今週、練習中に痛くなって、痛み止めを4錠飲んでも、それでも痛いんです。 朝、やめるか(棄権する)どうかというぐらいでした。こんなに痛いのは初めてです」。
その表情からも、4位タイのポジションの選手ではないほど苦痛な表情だった。
それでもうまくまとめてのゴルフですね、と聞くと「いや振れないから、右手でしか打てないですからね。右手で合わせて打つしかないんですよ。痛みを我慢して我慢して打つしかないから…」。
星野にとっては、まさにサバイバルだ。「あと1日、なんとか持ってくれれば満足ですよ」と語った。「調子がいいだけに、本当に悔しいです!」満身創痍の星野に、エールを贈りたい。
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