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【4位タイに順位を落とした片山は「崩れずによく耐えた」】 |
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第3日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:G.Kobayashi / Y.Watanabe |
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出だしから2連続ボギー。第3ラウンドの片山晋呉のプレーは、いまひとつ波に乗れない。
「そんなに簡単じゃないのは解っていますから…。崩れずによく耐えたんじゃないかな」と言った。確かに、7、8番のバーディを奪い前半をパープレーでまとめ、後半も11、13番とボギーのあと、よく凌いで18番をバーディで締めくくり、なんとかこの日を1オーバーパーにまとめて、通算4アンダーパーの4位 タイにとどまった。
ホールアウトするなり、小走りに練習グリーンへ直行した。「ショットがいいから、あとはパットが入れば解らない。今日は、意外と(グリーンのスピードが)遅くて、ちょっと天候のせいで湿っているんじゃないかなぁ
。寒いよね、手がかじかんでいますから」という。
小田孔明が、走っていますけど? という記者の質問に「オープンだからと思うしかないですよね」と答えた。
どういう意味なのか。メジャートーナメントで、よく言われていることがある。「メジャーに勝った経験のある人や、その重みやメジャー仕様のセッティングを熟知した経験者は、4日間を丁寧に丁寧に攻めて行くんですよ。まるで10センチ幅の平均台が、100メートルあって、それに落ちないように丁寧に慎重にね。落ちたら、どれだけ痛いか、ダメージがあるかを知っているからです。でも、時には、一気に走り抜けてしまう選手もいるんです」と倉本昌弘が説明してくれたことがあるが、片山は、そのことを言っているのだろうか。それとも、最終ラウンド、とりわけサンデーバックナインに入ってからの勝負だ。それまでは、どうなるか解らないという意味で言っているのだろうか。
「厳しい戦い。でも、みんな(条件は)一緒だからね。雨でも、僕は大丈夫ですから…」と、明日の天気予報の雨でも、勝算はある、と言っているように聴こえた。
勝ち方を熟知している片山の作戦とゴルフが、明日、波乱を巻き起こすのだろうか。
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